「缶詰」と「缶入り」の違いって何?
ツナ、イワシ、さんま、みかん、白桃など、食品を保存するときに使用される「缶詰」
長期保存ができる「缶詰」は、常備品としてストックしておけば、いざという時に使えるのでとても便利です。
一方、粉ミルク、茶、海苔などを入れたものは、「缶入り」と呼ばれ、「缶詰」とは区別されるようです。
では、「缶詰」と「缶入り」は、具体的に何が違うのでしょうか?
「缶詰」と「缶入り」の違い定義
缶詰とは、食品などを金属缶(ブリキ缶やアルミ缶)に詰めて密閉したあとに、加熱殺菌を行ったものをいいます。
一方、缶入りは、密閉した後に、加熱殺菌を行っていないものをいいます。
加熱殺菌とは、食品を加熱することによって、細菌やウイルスを死滅させることです。病原菌による人体への感染・健康被害を防ぐのが目的です。
特に、強力な毒性と高い致死率を持つ”ボツルヌシ菌”には注意が必要です。
食品衛生法に定義される容器包装詰加圧加熱殺菌食品については、「pHが4.6を超え、かつ、水分活性が0.93を超えるとき、中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法で行うこと」と定められています。
まとめ
・缶詰とは、密閉後に加熱殺菌を行ったもの。
・缶入りとは、密閉後に加熱殺菌を行っていないもの。
・加熱殺菌は、病原菌による人体への感染を防ぐために行う。
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