なぜ、缶コーヒーは開ける前に「よく振る」タイプと「振らない」タイプがあるの?
皆さん、缶コーヒーは飲みますか?
私は、自動販売機やコンビニで「缶コーヒー」をよく購入して、飲んでいます。
最近、缶コーヒーを開けるときに、少し気になったことがありまして・・・。
それは、缶コーヒーによって、「よく振ってください」とか、「振らないでください」とか、注意書きがバラバラなことです。
なぜ、同じ缶コーヒーなのに、このような違いがあるのでしょうか?
もしかして、メーカーや缶の形状によって決まっていたりするのでしょうか?
ん~・・・やっぱり、気になる・・・ということで調査をしてみました。
空き缶の材質が違う
どうやら、空き缶を「振るか」「振らないか」は、”材質が違うから”だそうです。
先に答えを言うと、スチール缶には「よく振ってください」、アルミ缶には「振らないでください」と表記されています。
スチール缶を開ける前に”よく振る”理由
特に、ミルク・砂糖入りの缶コーヒーは、時間の経過とともに、成分が沈殿・分離することがあります。
開ける前に、よく振ることで、味にムラがでるのを防ぎます。
アルミ缶を開ける前は”振らない”理由
味にムラがでるのを防ぐ。
それなら、「アルミ缶も振ったほうがいいのでは?」と思うのですが、”アルミ缶”を振ってしまうと、コーヒーが噴き出す可能性があります。
実は、アルミ缶の原材料であるアルミニウムは、スチール(鉄)と比べて”柔らかい”特徴があります。
だから、アルミ缶は、窒素を充填して強度を保っています。(缶コーヒーの場合は、おいしさを保つという意味でも窒素が充填されています。)
まとめ
アルミ缶は、スチール缶と比べて強度が劣る。
アルミ缶は、強度を保つために、窒素が充填されている。
アルミ缶を振ってしまうと、窒素とともに、コーヒーが噴き出す可能性がある。
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