行政回収、集団回収、拠点回収の違い(比較)
皆さんの家庭から排出される新聞、紙パック、ビン、ペットボトル、空き缶などの”資源ごみ”
どのように回収されるか、ご存じですか?
資源ごみの回収方法は、主に「行政回収」「集団回収」「拠点回収」の3種類に分かれます。
では、それぞれ何が違うのか、見ていきましょう。
行政回収
行政回収は「市区町村」が主体の回収方法です。市町村区が委託したごみ収集車が地域をまわり、資源ごみを回収します。
回収品目
市町村区によって異なる。
資源ごみの売却益について
市区町村の収入になります。
集団回収
集団回収は「地域団体(町内会、自治会、子ども会、PTA、マンション管理組合など)」と「回収業者」が主体の回収方法です。回収業者のごみ収集車が地域をまわり、資源ごみを回収します。
具体的には、資源ごみを”地域団体”が集めてから、民間の”回収業者”に引き渡します。
事前に、地域団体と回収業者は、市区町村に登録する必要があります。
回収品目
地域団体の話し合いで決める。
資源ごみの売却益について
地域団体の収入になります。
※さらに「地域団体」は奨励金、「回収業者」は補助金が、市区町村から交付されます。
拠点回収
拠点回収は「市区町村」が主体の回収方法です。市区町村が役所などの施設内に”回収ボックス”を設置し、資源ごみを回収します。
回収品目
市区町村によって異なります。
例:小型家電(携帯電話、デジタルカメラ、ラジオなど)、インクカートリッジ、蛍光灯管(直管・曲管・ボール型)、使用済み食用油、空きビン、乾電池、CD・DVD、古布・古着など。
資源ごみの売却益について
市区町村の収入になります。
まとめ
それぞれの違いをまとめると、次のとおりです。
行政回収 | 集団回収 | 拠点回収 | |
---|---|---|---|
主体 | 市区町村 | 地域団体、回収業者 | 市区町村 |
回収方法 | ごみ収集車 | ごみ収集車 | 回収ボックス |
回収品目 | 市町村区により異なる | 地域団体の話し合いで決める | 市町村区により異なる |
資源ごみの売却益 | 市区町村の収入 | 地域団体の収入 | 市区町村の収入 |
交付金 | - | 地域団体 → 奨励金 回収業者 → 補助金 |
- |
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