資源集団回収(アルミ缶・古紙・ビンなど)の仕組みを知ろう

資源集団回収ってご存じですか?

資源集団回収を利用すると、”市区町村から報奨金”と”資源ごみの売却益”を得ることができます。

資源集団回収とは

資源集団回収とは、資源ごみを”地域団体”が集めてから、民間の”回収業者”に引き渡す方法です。

地域団体と回収業者

※資源集団回収は、地域団体と回収業者が主体です。市区町村が主体となって、資源ごみを回収する方法を”行政回収”といいます。

地域団体の役割

町内会、自治会、子ども会、PTA、マンション管理組合などで構成されます。

地域団体の役割は、資源ごみを円滑かつ効果的に集めることです。

そのために「役割分担」「回収方法」「回収品目」「回収業者」「回収日・場所」「その他注意事項」などを話し合いで決めます。

話し合いで決めることの例
役割分担 代表者、会計担当、広報担当、回収担当
回収方法 「資源ごみを1箇所に集めて回収」または「回収業者が各家庭を巡回して回収」
回収品目 新聞、段ボール、紙パック、包装紙、古布、アルミ缶、スチール缶、ビンなど
回収業者 条件に合う業者を見つける
回収日・場所 いつ、どこに、資源ごみを出すか
その他注意事項 資源ごみの出し方(アルミ缶の中身を洗う)
混ぜてはいけないもの(防水加工の紙)など

報奨金

市区町村に団体登録を行うと、回収業者に引き渡した資源ごみの量に応じて、市町村区から報奨金が公布されます。1kgあたり3~7円が相場のようです。

売却益

資源ごみを回収業者に引き渡す(売却する)ときに、利益が生じます。

回収業者の役割

回収業者の役割は、地域団体が集めた資源ごみを回収することです。

事前に、回収業者として市区町村に登録する必要があります。

補助金

回収した資源ごみの量に応じて、市町村区から補助金が公布されます。

まとめ

「地域団体」と報奨金・売却益、「回収業者」の補助金の流れは次の通りです。

資源集団回収の流れ

※上記は、資源集団回収の流れの一例です。地域団体によっては異なる可能性もあります。

資源集団回収は、行政回収(市区町村が主体で資源ごみを回収)する経費よりも、資源集団回収の奨励金・補助金の交付額の方が少ないケースが多いようです。そのため、市区町村の財政負担も少なくなります。

地域団体だけでなく、市区町村にとってもメリットがある回収方法です。

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